【公演】あの6月の午後を忘れない

A級MissingLink 第26回公演

あの6月の午後を忘れない

あらすじ

2022年6月。
日本サッカー発祥の地として一部の愛好家に知られる、兵庫県のとある町。
サッカー神社の近くにあるシェアハウスを一人の女性、佐藤千夏が訪れる。
千夏はそこで、オーナーの朝倉真一郎から不思議な話をきくことになる。
20年前、そのシェアハウスに住んでいた「佐藤千夏」という同姓同名の
小説家が、書きかけの原稿を残して、ある日突然、姿を消したという。
真一郎、曰く「僕は今までのワールドカップの日本戦、
どこで誰と見たかを全部、覚えてるんです。20年前の大会を除いては。
これは一体どういうことなんでしょう?」
そして、千夏も気づくことになる。
自身にも2002年6月の記憶がないことに。
千夏は手渡された原稿を読み始める。タピオカミルクティーを飲みながら。

2002年6月14日。
20年前の、真一郎が経営するシェアハウス。その一階の共有スペース。
真一郎は新しい入居者の男、朝比奈純一郎に熱く語っている。
「人間は進歩する」「誰もが幸せに暮らせる理想的な社会は実現できる」
「そのためには私的所有を何とかしないといけない」などなど。
そのうちに、他の入居者も姿を現し、純一郎は誘いを受ける。
その日の午後、当時開催されていたサッカーの日韓ワールドカップの
日本対チュニジア戦を、みんなでテレビ観戦しようというのだ。
真一郎曰く「とても大事な試合」らしい。
どうも、このシェアハウスには、
真一郎以外にも「サッカー好き」が多いようだ。
純一郎は快諾する。
ところが、サッカー観戦の準備が進む中、オーナーの真一郎の妻、
友佳里が、二人っきりになった隙を突いて、「相談がある」
「好きな人ができたので話し合いがしたい。三人で」
「サッカーの試合の後で」と切り出す。
妻の告白に動揺する真一郎だったが、詳しい話を聞きく間もなく、
共有スペースに住人たちが集まりだし、サッカーの試合がはじまってしまう。
結局、日本対チュニジアの試合の前半は
0対0のスコアレスで折り返して、ハーフタイムに入る。
シェアハウスの住人たちは、サッカー観戦を大いに楽しんでいるようだ。
一部の人間を除いては。

そして、いよいよ後半のキックオフという頃、
サッカーに詳しくない純一郎に住人たちが、
サッカー観戦の醍醐味や、戦術などの奥深さを語っているうちに、
あることがきっかけで真一郎は、妻の友佳里の想い人が住人の一人、
今村直人であることに気付く。
はたして、真一郎と友佳里の夫婦はどうなってしまうのか?
シェアハウスの住人たちは、最後まで無事に
サッカーの試合を観戦することができるのか?
 
 

出演

伊藤結、村山裕希、細見聡秀、河上由佳(満月動物園)
豊島祐貴(プロトテアトル)、タナカ・G・ツヨシ、馬場朱里
 

脚本・演出

土橋淳志

スタッフ

舞台監督:今井 康平
舞台美術:松本 謙一郎
照明:海老澤 美幸
音響:大西 博樹
制作:合同会社尾崎商店
 

日時

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/04 (日)

9月2日(金)19:30
9月3日(土)14:00/19:00
9月5日(日)11:00/15:00
 
 

劇場

ウイングフィールド
 

料金

一般前売 3,000円
一般当日 3,500円
学生前売・当日共に 2,000円

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